車の購入後は、ガソリン代や駐車場代、保険料、整備費など、用途や地域によってさまざまな支出が続きます。この記事では、統計の平均額を自分の家計に置き換える手順と、家族カード・ETCカードを家計管理に使う際の確認点を整理します。カードを選ぶ結論は家庭ごとに異なるため、年会費や利用条件を自分で照らし合わせるための考え方として読んでください。
自動車関連費の平均を、まず「わが家の月額」と比べる
総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕」(2025年)では、二人以上の世帯・1世帯当たり・月平均の自動車等関係費は28,355円です。
ただし、これは二人以上の世帯全体の平均値であり、個々の家庭に当てはまる金額ではありません。車の保有台数、通勤・送迎の距離、地域、駐車場の有無、子どもの人数などで大きく変わります。「わが家も月28,355円」と捉えるのではなく、家計簿を見直すための比較の起点にしましょう。
- 家計簿や通帳、カード明細から、直近の自動車関連支出を月ごとに集めます。
- ガソリン、駐車場、高速道路料金、整備、保険、税金など、何に払ったかで分けます。
- 毎月発生する費用と、年に数回・数年に一度発生する費用を分け、見落としを確認します。
- 自宅の月額と28,355円を比べ、差がある費目と理由をメモします。
カード払いにできる費目と、現金などで払う費目を分ける
自動車関連費の全てをカード払いにできるとは限りません。利用する店舗、自治体、契約先、支払い方法によってカード利用の可否は異なるため、先に「カード払い可」「ETCカード利用」「カード払い不可・未確認」の3つに分類します。
家計簿に使う確認テンプレート
- 費目:ガソリン、駐車場、高速道路料金、整備など
- 支払日:いつ引き落とし・決済が発生したか
- 金額:その月に支払った額
- 支払手段:本会員カード、家族カード、ETCカード、現金、口座振替など
- 利用者:誰が車を使い、誰が支払ったか
- カード払い可否:利用可能、利用不可、次回確認
- 明細確認:カード明細や利用記録と照合済みか
例えば高速道路料金はETCカードの利用分として、ガソリンは利用したカードの明細として確認する、と決めておくと、同じ車に関する支出でも確認先が分かれにくくなります。カード払いにできない費用は、別の支払手段の記録も同じ家計簿に残すことが大切です。
家族カードで支払い先をまとめると、確認作業をそろえやすい
夫婦それぞれが車を使う家庭では、支払いの利用者と家計管理をする人が異なることがあります。家族カードを使う場合は、本会員カードと家族カードで支払う費目をあらかじめ決め、月ごとに明細を確認する担当とタイミングも決めておくと、誰が何に使ったかを家計簿へ反映しやすくなります。
ただし、家族カードの対象者、発行可能枚数、ETCカードの年会費・無料条件はカードごとに異なります。申込前と利用継続時に、公式ページで最新の規約・条件を確認してください。
楽天カードで確認する項目
- 本会員年会費は永年無料、家族カード年会費は永年無料です。
- 家族カードは2枚まで発行可能です。
- 家族カードの対象は、18歳以上で生計をともにする配偶者、両親、子供です。配偶者には内縁の相手方・同性パートナーを含みます。
- ETCカード年会費は550円です。
- 還元率は1.0%で、ポイントは楽天ポイントです。有効期限は、最後にポイントを獲得した月を含めた1年間で、期間内にポイントを獲得すると延長されます。
楽天カードの対象券種や家族カードの例外、ETCカードの条件は申込前に公式ページで確認してください。確認日:2026年7月28日。家族カード:https://www.rakuten-card.co.jp/service/family-card/ ETCカード・カード情報:https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-card/ ポイント情報:https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-card/?scid=su_14413
JCBカード Wで確認する項目
- 本会員年会費は年会費永年無料、家族カード年会費は無料です。
- 家族カードの対象は、生計を同一にする配偶者・親・子供で、高校生を除く18歳以上の人です。本会員が学生の場合は申し込めません。
- ETCカード年会費は550円です。入会初年度は無料で、2年目以降は利用状況に応じて無料となる条件があります。
- 還元率は1.00%で、ポイントはJ-POINTです。有効期限は獲得月より2年間(24カ月)です。
特にETCカードは、2年目以降の年会費無料の適用条件と適用時期を、利用前に公式ページで確認してください。確認日:2026年7月28日。家族カード・ポイント情報:https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/w/index.html ETCカード:https://www.jcb.co.jp/ordercard/add/etc/through-card.html
三井住友カード(NL)で確認する項目
- 本会員年会費と家族カード年会費は、いずれも永年無料です。
- 家族カードの対象は、生計を共にする配偶者、満18歳以上の子供(高校生を除く)、両親です。
- ETCカード年会費は550円です。入会翌年度以降、前年度にETC利用の請求が一度もない場合に550円(税込)がかかります。
- 還元率は0.5%です。
ETCカードの年会費は、ETC利用の請求実績により変わるため、車の利用頻度だけでなく請求の有無を確認しましょう。確認日:2026年7月28日。家族カード:https://www.smbc-card.com/nyukai/add/family/index.jsp ETCカード:https://www.smbc-card.com/nyukai/add/etc/index.jsp カード情報:https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp
年会費を回収できるかは、家庭の利用実績で計算する
カードを選ぶ際は、自動車関連費の平均額から特定のカードを選ぶのではなく、実際にカード払いできる金額と年会費を分けて確認します。ETCカードについては、年会費がかかる条件、家族カードの発行条件、ポイントの有効期限を同時に確認すると、利用後の管理もしやすくなります。
- 年間のカード払い対象額:実際にカードで払える自動車関連費の合計
- 想定ポイント:年間のカード払い対象額に、そのカードの還元率を掛けて確認
- 年間コスト:ETCカード年会費と、条件により発生する費用を確認
- 最終確認:想定ポイントと年間コストだけでなく、家族の利用者・明細確認の手間・ポイント期限が家庭に合うかを確認
計算上の差が小さい場合や、カード払いにできる費目が少ない場合は、無理にカードを増やさない判断もあります。家計管理で優先したいことが、ポイントか、明細の見やすさか、家族の使いやすさかを先に決めると選びやすくなります。
まとめ
まずは自動車関連費を自宅の家計簿で分け、カード払いにできる費目とできない費目を確認しましょう。そのうえで、家族カードの対象・年会費、ETCカードの年会費条件、ポイントの有効期限を公式情報で照合し、家族に合う管理方法を選んでください。
出典:https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2025.pdf


コメント