子どもの教育費や習い事をカード払いにすると、支出の記録を集めやすくなります。大切なのは、統計をそのまま自宅の予算にせず、実際に払っている費目とカード対応の有無を確認することです。この記事では、教育費の目安を家計に落とし込む手順と、家族カードを使う際の見方を紹介します。
教育費の平均額を「自分の家庭の確認項目」に変える
文部科学省「子供の学習費調査」(令和5年度)では、公立小学校・児童1人あたり・年間の学習費総額は366,599円、私立小学校・児童1人あたり・年間は1,741,516円です。同調査では、公立中学校・生徒1人あたり・年間は542,450円、私立中学校・生徒1人あたり・年間は1,560,359円となっています。
これらは平均値であり、すべての家庭に当てはまる金額ではありません。地域、学校、子どもの人数、通塾や習い事の内容によって大きく変わるため、「わが家もこの額になる」とは考えず、支出を見直す起点として使いましょう。
まずは、子ども1人ごとに学校関係費、塾代、習い事代、教材費などを分け、年間の支払額を確認します。次に、それぞれについて「カード払いにできるか」「毎月払いか、まとめ払いか」を記録します。カード払いにできる費目だけを合計すれば、家計の中でカードに集約できる教育関連支出が見えてきます。
塾・習い事は費目ごとに支払い方法を確認する
文部科学省「子供の学習費調査」(令和5年度)では、公立小学校・児童1人あたり・年間の学習塾費は75,194円、私立小学校・児童1人あたり・年間は259,492円です。また、スポーツ・レクリエーション活動費は、公立小学校・児童1人あたり・年間66,529円、私立小学校・児童1人あたり・年間101,233円です。
ただし、これも平均値であり、各家庭の支出額を示すものではありません。習い事の月謝、教材購入、遠征費などは、同じ活動でも支払い先や方法が異なります。教室や学校側がカード決済に対応していなければ、カードにまとめることはできません。
- 学校や塾の請求書で、カード決済の可否を確認する
- 月謝、教材、イベント費などを分けて記録する
- 現金・口座振替のみの支出は、カード利用額とは別に家計簿へ残す
- 年払いの費用は、支払月だけ家計が膨らんで見えないよう年間予算にも記載する
家族カードで支払い担当を分けても、確認の軸をそろえる
送迎や習い事の申込みを担当する人と、家計を管理する人が異なる家庭では、対象となる大人が家族カードを使えると、支払い担当を分けやすくなります。利用明細を確認する際は、本会員・家族会員の利用分を「子ども別」「塾・習い事別」に分類すると、教育費の全体像を追いやすくなります。
楽天カードは、生計をともにする18歳以上の配偶者、両親、子どもを対象に家族カードを発行でき、家族カード年会費は永年無料、発行可能枚数は2枚です。JCBカード Wと三井住友カード(NL)も、生計を同一または共にする配偶者・親・18歳以上の子どもなどを家族カードの対象としています。いずれも子ども本人が小学生・中学生だからという理由だけで家族カードを持たせるものではなく、対象条件を公式ページで確認してください。
年会費と還元額は、家庭の利用可能額で試算する
カード選びは、教育費の平均額だけで決めず、実際にカード払いにできる金額と年会費を比べて考えます。たとえば、カード払いにできる教育・習い事関連の支出が年間120,000円で、還元率1.0%のカードを使う場合、単純計算で還元相当額は年間1,200円です。楽天カードとJCBカード Wは、案内ページ上で還元率1.0%かつ本会員・家族カードの年会費無料とされています。
一方、三井住友カード(NL)の通常還元率は0.5%と案内されています。還元率だけでなく、年会費、家族カードの対象者、使いたい決済先で利用できるかを、自分の家庭の条件で確認しましょう。還元率の対象外取引、ポイント付与条件、ポイント利用条件はカードごとに異なる可能性があるため、申込み前と利用前に公式サイト・規約で必ず確認してください。
確認日:2026年7月27日。統計資料およびカード公式ページの公開日・更新日は各ページの表記を確認してください。
カード払いに寄せすぎず、支出全体を把握する
カードで払えない費用があるため、カード明細だけでは教育費の全額を把握できません。現金、口座振替、学校指定の支払い方法も含めて集計し、カード明細はその一部として照合することが大切です。
まずは直近数か月の請求書や口座明細から、教育・習い事の支出を洗い出しましょう。そのうえでカード払いが可能な費目、家族カードを使う人、明細を確認する頻度を決めると、家計管理の軸をつくりやすくなります。
出典:https://www.mext.go.jp/content/20260116-mxt_chousa01-000039333_1.pdf
出典:https://www.mext.go.jp/content/20260116-mxt_chousa01-000039333_3.pdf


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