公共料金や通信費をカード払いにすると、毎月の固定費を同じ明細で確認しやすくなります。まずは平均額を目安として、自宅の請求額と支払い方法を照らし合わせることが大切です。この記事では、家計への当てはめ方、家族カードでまとめる際の見方、切り替え前の確認点を整理します。
公共料金・通信費の平均額を家計の確認に使う
総務省統計局「家計調査」2024年(令和6年)では、二人以上の世帯における1世帯当たり1か月平均の電気代は12,008円、ガス代は4,745円、上下水道料は5,092円、通信費は11,780円です。
4項目を合計すると、総務省統計局「家計調査」2024年(令和6年)の上記平均額を基にした月額は33,625円です。ただし、これは二人以上の世帯全体の平均であり、各家庭の金額を示すものではありません。居住地域、契約している電気・ガス・通信サービス、子どもの人数や在宅時間などで大きく変わるため、「自分の家庭もこの額」とは考えず、固定費を点検するための出発点として使いましょう。
平均額から自分のカード払い額へ落とし込む手順
- 電気、ガス、水道、携帯電話、インターネット回線など、毎月または定期的に請求される費目を書き出します。
- 直近の請求書や利用明細から、それぞれの実際の請求額と現在の支払い方法を記入します。
- 各事業者がカード払いを受け付けているかを確認し、カード払いに変更できる費目だけを分けます。
- 変更できる費目の月額を合計し、カードの利用明細で毎月確認したい固定費の合計額として管理します。
記入例
- 電気:実際の請求額____円/カード払いに変更できるか____
- ガス:実際の請求額____円/カード払いに変更できるか____
- 上下水道:実際の請求額____円/カード払いに変更できるか____
- 携帯電話・インターネット:実際の請求額____円/カード払いに変更できるか____
- カード払いにできる固定費の合計:____円/月
このように、平均額を見てから自宅の請求額へ置き換えると、「何にいくら使っているか」と「カード払いに集約できる範囲」を混同せずに確認できます。
家族カードで支払いをまとめると明細を見やすくできる
本会員カードと家族カードを使い分け、家族が手続きする通信費なども同じカード契約に集約できれば、支払いの確認先をまとめやすくなります。家計管理では、誰が手続きをしたかではなく、どの固定費がいつ請求されたかを明細で追える状態にしておくことが役立ちます。
楽天カードは家族カードを2枚発行でき、生計をともにする18歳以上の配偶者(内縁の相手方・同性パートナーを含む)・両親・子供が対象です。JCBカード Wは、生計を同一にする配偶者・親・高校生を除く18歳以上の子供が対象で、本会員が学生の場合は家族カードを申し込めません。三井住友カード(NL)は、生計を共にする配偶者・高校生を除く満18歳以上の子供・両親が対象です。
家族カードを検討する際は、対象者の条件だけでなく、公共料金や通信費の名義、カード払いへの変更手続きを誰が行うか、請求内容を家族で確認する方法も決めておくと、固定費の見落としを減らしやすくなります。
カード払いへの変更前に確認したいこと
- 各電気・ガス・水道・通信事業者がカード払いを受け付けているか。
- 支払い方法の変更に必要な契約者名、会員番号、カード名義など。
- 変更がいつの請求分から反映されるか。切り替え途中に、以前の支払い方法と重複しないか。
- カードの有効期限更新やカード番号変更の際に、各事業者で再登録が必要になるか。
- 口座残高やカードの利用可能額を含め、請求日に支払いが滞らない管理ができるか。
公共料金・通信費には、そもそもカード払いにできないものや、事業者ごとに申込方法が異なるものがあります。カード払いに変更できるかどうかは、利用中の各事業者で個別に確認してください。
還元率・年会費は固定費の合計と分けて確認する
楽天カードは本会員・家族カードともに年会費永年無料で、掲載情報上の還元率は1.0%です。JCBカード Wは本会員年会費永年無料、家族カード年会費無料で、掲載情報上の還元率は1.00%です。三井住友カード(NL)は本会員・家族カードともに年会費永年無料で、掲載情報上の還元率は0.5%です。
ただし、掲載されている各カードの情報だけでは、公共料金・通信費の支払いに対するポイント付与の可否、付与率、対象外となる例外は確認できません。楽天カード、JCBカード W、三井住友カード(NL)のいずれも、実際に支払い方法を変える前に、各カード会社の公式ページや規約で、利用中の公共料金・通信事業者の支払いがポイント付与の対象か、通常の還元率が適用されるか、例外がないかをカード別に確認してください。
年会費がかかるカードを比較する場合は、「カード払いにできる固定費の年間合計×確認できた還元率」と年会費を分けて計算し、年会費を回収できるかを自分の条件で確認します。カードを選ぶかどうかは、ポイントだけでなく、家族で明細を確認しやすいか、対象者や発行枚数の条件に合うかも含めて判断しましょう。
まずは直近の請求書から、カード払いに変更できる公共料金・通信費を洗い出してください。そのうえで、家族カードの対象条件と、カード別の公共料金・通信費に関するポイント付与条件・例外を公式情報で確認すると、家計に合った管理方法を選びやすくなります。
カード情報の出典:楽天カード https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-card/ / 家族カード https://www.rakuten-card.co.jp/service/family-card/
カード情報の出典:JCBカード W https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/w/index.html
カード情報の出典:三井住友カード(NL) https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp / 家族カード https://www.smbc-card.com/nyukai/add/family/index.jsp
出典:https://www.stat.go.jp/data/kakei/2024np/pdf/summary.pdf


コメント